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日々是手帖

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刺激と香りを求めて

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友人と話していて、意外に珍しいことなのだと気付いたことがあります。
それは、ジャムを煮る時必ずスパイスを放り込むということ。
たとえば、イチジクとカルダモンとシナモンとヴァニラだったり、バナナとパッションフルーツとペッパーだったり、イチゴとヴァニラとスターアニスだったり・・・食材との相性や私の気分で選ばれたスパイスによって、エキゾチックな変化を楽しむというわけです。

ときに、スパイスの起源は有史以前。
古代エジプトでは、人類が知った最初のスパイス「シナモン」が死体の防腐剤としてミイラ作りに使用されていたそうです。ギリシャ・ローマ時代からペッパーは宝石のように大切にされ同じ重さの銀と等価値であるとみなされていましたし、船いっぱいのペッパーを持ち帰りヨーロッパ市場に大きなショックを与えたというバスコ・ダ・ガマなど・・・歴史とスパイスを切り離すことはできません。
一攫千金を夢見て巨大な投資を行い冒険を企てる気持ちを起こさせたスパイス...
昔から心地良い香りの存在は、欠かせなかったのですね。
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by y_chanchan | 2010-08-14 10:48 | ひとりごと
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